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鍋つゆ選びで2人前400mlが最適な理由について

NGなしの鍋つゆが何種類も発売されているものの……
冬場の晩飯迷走を救ってくれるのが鍋。肉やら野菜やら、ぐばっと鍋にツッコんで煮ちゃえば完成する手軽さがうれしいんですよね。なおかつ、今は各メーカーから1人前を小分けにした鍋つゆが何種類も発売されているので、時々で好きな味わいの鍋が楽しめます。これは、個々の好みへの配慮が不可欠な家族鍋にはないメリットだと思うのですが、いかがでしょう。
その鍋つゆ選びにおけるプライオリティの最上位に来るのは、実のところ味ではありません。そりゃもちろん、美味しいつゆであってほしい。しかし、自宅の独り鍋には相応の分があるので、多くを望んだりはしないのです。それに、各メーカーの様々な鍋つゆを試してきた結果、NG商品はひとつもありませんでした。まぁ、味覚がだらしないので、たいがいOK。ゆえにつゆが一定レベルに達しているなら、あとは具材を楽しめばいい。僕の独り鍋は、くたくたになった白菜やキャベツの芯を噛めれば十分なのです。
いかん、優先順位の最上位を伝えなければ! 決して寂しくなんかない独り鍋を肯定してくれる、各メーカーの1人前設定。僕が最重要視するのは、1人前のつゆベースを割る水の量。それが200mlという点で、現時点では『〆まで美味しい ミニパック』シリーズがベターつゆとなっています。
1人前設定は、独り鍋需要の高さによるものなのでしょうか。いずれにせよ、助かります。
世間一般の1人前と、僕が望む独り分の異なり
1人前の水の量が200mlをベターとする理由をお話します。
まず、あくまで僕の場合、あらゆるメーカーが定める1人前では、腹を満たす独り鍋に到達しない。パッケージの背面には、ご丁寧に[1人前の材料の一例]が示されていますが、各素材のグラム数を見ても、それでは足りないことが明白なのです。
いや、文句を言うつもりはありません。世間一般の1人前と、僕が望む独り分が異なるだけだから。対策はいたって簡単。一度に2人前のつゆベースを使えばいいのです。
そんな素直さを、各メーカーの鍋つゆに反映させてきました。しかし某『キューブ』は、固形のつゆベース1個に対する水の量が180ml。2個なら360ml。某『プチッと』は、液体のつゆベース2個で300ml。この300ml台では、満腹に至る具材の量に対して微妙に少ない。
そこで各々3個3人前を投じるのですが、それだとつゆが余り過ぎる結果に。さらに、某『キューブ』は7個入りなので、2度目の鍋では1個余ったりする。その1個を無駄にしないため、同じ鍋つゆを買って計3個を使うと、次は2個余りになって……という無間地獄のようなサイクルが続くことになるのです。この苦しみ、というか面倒臭さは、僕以外の独り鍋者たちも味わっているのではないでしょうか。
それを解き放ってくれたのが、2人前400mlの『〆まで美味しい ミニパック』シリーズだったのです。
400mlのつゆが実現させる最適な独り鍋バランス
ではなぜ400mlがベターなのか? ここにも、独り鍋ならではの問題が関わっています。
つゆと相性がいい数種の具材を楽しむ。これが鍋の醍醐味。ちなみに、今回選んだ『焼あごだし鍋つゆ』が示す材料の一例には、[鶏もも肉・白菜・長ねぎ・水菜・にんじん・しめじ・油揚げ ★豆腐、かぶもおすすめです]と記されています。
それら豊かな彩りを叶える食材をそろえるには、どれほどのコストがかるのか。さらには、一度では使い切れない食材の保存はどうするか。高性能冷蔵庫を買えばいいのか? または傷む前に食べるため3夜連続で鍋にするか?
何だか愚痴を晒しているみたいですが、鍋に限らず独りの自宅飯は、何かと割高に悩まされるのです。でも、鍋は食べたい。そこで活用するのが、袋詰めのカット野菜。
承知しています。ばら売り野菜のほうが瑞々しいことくらい。でも、前述の事情でこまごまそろえ難いなら仕方ありません。極端に鮮度が落ちるわけでないし、そもそも火を入れてしまう鍋なら、むしろ使わない手はないはず。
カット野菜の最小梱包量が200g前後。これに長ねぎやキノコと肉類。加えて、麺を同時に食べたい派なので、うどんや中華麺を買い足します。それらの総量と、『〆まで美味しい ミニパック』の2人前400mlのつゆが、僕にとって最適のバランスを実現してくれるのです。こんな話、誰に役立つのか見当もつかないけれど、いずれにせよ僕は独り鍋とともに冬を越していきます。
ある晩の全材料。気になって計算してみたら、約1000円。経済的とは言えないかも。
田村十七男
訳あって十数年前に一人暮らしを選んだ際、「ちゃんと暮らす」という目標を掲げた60代前半のフリーランスライター。目標に関して言えば、それまで人任せだった料理に取り組める自分の意外性を知り、我が人生の大発見と自負しております。誰にも気兼ねしない自由と、親譲りの貧乏性がせめぎ合うスーパーマーケットで、今日もお買い物!
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コジカism
夫と中学生の娘との3人家族。 フリーランスで自宅を仕事場にしながら、 娘のお弁当づくりと、近くに暮らす高齢の母のケアをワンオペでこなす日々。 「旬のものをバランスよく食べさせたい」という理想と、 「外食も好きで手抜きもしたい」という本音の間で格闘しつつ献立を模索している。 和食、特に魚が好きな娘に合わせ、 焼き魚と具だくさん味噌汁との組み合わせが食卓に登場する頻度が高い。 自分のためだけの食事づくりは徹底的に手を抜く。
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