
これって兆し?
お茶は、より「選ばれる嗜好品」へ?――広がるノンカフェインとお茶体験
🍵お茶の選択肢が、少しずつ広がっている
麦茶や緑茶だけでなく、ルイボスティー、コーン茶、黒豆茶、ジャスミン茶など、売場で見かけるお茶の種類が増えています。
特に目立つのが、カフェインを控えたい人にも選びやすい飲料です。
食品新聞では、むぎ茶飲料の安定成長に加え、ルイボスティー、コーン茶、黒豆茶などが伸長し、茶系飲料が多様化していると報じています。単に「カフェインが入っていない」だけでなく、香ばしさや香り、気分転換といった味わい面の価値も打ち出されています。
ノンカフェインが、制限のための選択肢から、“好みで選ぶ飲み物”へ変わり始めているのかもしれません。
一方で広がる、“お茶そのものを楽しむ”体験
もう一つ気になるのが、専門店やライフスタイル媒体でのお茶の扱われ方です。
『Hanako』では、お茶をテーマにした特集の中で、和紅茶の飲み比べ、中国茶や台湾茶、チャイ、茶器、淹れ方、ペアリングなどを幅広く紹介しています。お茶を単に飲むのではなく、産地や茶葉の違いを知り、淹れ方を試し、香りや時間まで楽しむ体験として捉える動きが見えます。
これは、コーヒーで定着してきた「産地」「豆」「焙煎」「淹れ方」で選ぶ楽しみ方に、どこか似ています。
「健康」と「嗜好」が近づいている?
興味深いのは、ノンカフェイン飲料の多様化と、お茶の体験価値化が同時に見られることです。
生活者にとっては、夜だからカフェインを控える、健康を意識して選ぶ、といった理由だけでなく、今日はルイボス、香ばしいコーン茶、ゆっくり楽しむ和紅茶、と気分やシーンで選び分ける余地が広がります。
メーカー側でも、「カフェインゼロ」という機能だけでなく、茶葉の産地、焙煎、香り、ブレンド、淹れ方など、嗜好性を伝える商品設計や売場提案が重要になっていきそうです。
まとめ
お茶はこれまで以上に、「何を飲むか」を楽しむカテゴリーへ向かっているのかもしれません。
健康志向を入口に広がったノンカフェインという選択肢と、専門店などで高まるお茶そのものへの関心。その二つが重なれば、お茶は日常の水分補給であると同時に、自分の好みや時間帯に合わせて選ぶ嗜好品として、さらに存在感を増していきそうです。
「KSPレンズ」でも、こうした動きを捉えやすいよう、「ノンカフェ・デカフェ」フィルタをスタンダードフィルタとして公開しています。 商品や飲用シーンの広がりを探る際に、ぜひ活用してみてください。
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