ホーム食べてみた! ~N1の食レポ~なんと40年のロングセラー!? 「なんとなく」買ってみて、その理由がわかった。

食べてみた! ~N1の食レポ~
なんと40年のロングセラー!? 「なんとなく」買ってみて、その理由がわかった。
チルドコーナーを通り過ぎていた私が、初めて手にしたワケ
世の中に「誰もが一度は見かけたことがあるはずなのに、なぜか買ったことがない商品」というものがある。私にとって、紀文の「肉ワンタン」がまさにそれだった。調べてみると、発売は昭和61年(1986年)。なんと今年で40年目を迎えるロングセラー商品だという。
これまで買わなかった理由? そんなものはまったく存在しない。昔から見慣れた景色になっていただけで、今回手にとったきっかけも実にたいしたことではない。ただ「なんとなく、たまたま」ふと意識が向いた、それだけでしかない。
考えてみれば、チルドコーナーに立ち寄る機会が少ない。ストックしやすい冷凍食品にはしばしばお世話になっているのだが、それと比べて賞味期限が短いチルド商品は「今日明日のうちに食べよう」という具体的なニーズが発生しない限り、少し手が出しづらかったというのが本音だ。
この日、大型スーパーのチルドコーナーの脇でとある商品の試食販売が行われており、数名の女性が集まっていた。そこに惹かれたわけではないのだが、通路が狭くなってカートのすれ違いに少し戸惑ったタイミングで、ふと横の棚に目が留まった。そこにズラリと並んでいたのが、紀文の肉ワンタン。力強い赤基調の商品ステッカーとともに「2個増量」の文字に目がいき、そこでなんとなく手に取った、というのが出会いとなった。
パッケージには「国産豚肉使用」「国内工場で製造しました」とある。少し興味が湧き、裏の原材料表記に目をやると、酸化防止剤は使われているものの、保存料らしきものは見当たらない。へー!と一気に印象が変わる。 ちょうどこの日の夕飯は麻婆豆腐にしようと思っていたので、いつもの卵スープの代わりに、このワンタンスープを添えたらちょうどいいかもしれない。そう思い立ち、この超ロングセラー商品に人生で初めて手を伸ばしてみたのである。
調理方法の数字だけ見てやらかす、大雑把な性格
作り方はいたって簡単で、レンジやお鍋でわずか3分。「水はどのくらい必要なのかな」と調理法を見ると、「350ml」と書かれている。まもなく麻婆豆腐が出来上がるというタイミングで、小鍋に350mlのお水を沸かした。さっそくパックからワンタンを取り出そうとお箸を伸ばすと、一列がピッタリくっついてガバッと取れてしまう。
手ではがそうかとも思ったが面倒になり、そのままお湯の中へくっついたままの2列をドボン。……と、そこで違和感を覚える。「え、水少なくない??」
慌ててもう一度パッケージの裏面を確認すると、1人前(ワンタン7個)に対して水350ml、と書いてある。14個全部入れるなら倍の700mlが必要だったのだ。数字だけを見てそのまま突き進んでしまう、O型の性格がしっかり出てしまった。
大急ぎで一回り大きい鍋に入れ替え、さらに350mlの水を追加して加熱。ちなみに、後から注意書きを見ると「ワンタンは温めるとはがれやすくなりますので、無理にはがさずそのままお湯に入れてください」とあった。面倒が勝ってドボンと入れたあのズボラな判断は、図らずも公式推奨の正解だったらしい。
沸騰後に中火にしたタイミングで、付属の粉末スープと刻んだネギをバサッと入れ、3分待って完成だ。ここでも「沸騰後にワンタンを投入せよ」と書いてあったのだが、何も考えずに水から入れてしまったせいか、ワンタンがスープを吸って一回り大きくなり、大きめの鍋もパンパンになってしまった。
15歳女子、人生初のワンタンに開眼
私が初めて買ったのだから、当然15歳の娘もこのワンタンを食べるのは初めて。そもそも外食時にワンタンをチョイスすることもほとんどなかったので、「私、ワンタンって食べたことないかも」と言う娘。というわけで、「紀文の肉ワンタン」が娘の人生初ワンタンとなった。「え、うま! わたしワンタン好きかも」と一口食べた娘から、グッドリアクションが飛んできた。確かに、ツルッとしてぷるぷるの皮は口当たりも喉ごしも良く、包まれたお肉が少しキュッと硬めに感じられたものの、パッケージから取り出したときの印象からすると、想像よりもかなり美味しかった。
商品サイトを覗いてみると、「金華ハムの旨みが詰まったスープが決め手」という記載があった。お肉自体に金華ハムが使われているのか、粉末スープに金華ハムの粉末が加わっているのかは判断がつかなかったが、とにかく予想以上に美味しかった。当然、麻婆豆腐のサイドメニューとしても相性が良く、ロングセラーということにも納得だ。
ごちそうさまでした!
娘はワンタンがすっかり気に入ったようで、「今度、どこかの中華屋さんでワンタンがあったら頼んでみようかな」と新しいメニューに期待を膨らませていた。もちろん、この紀文のワンタンも「たまに家で食べるのはアリ」だそうだ。私自身にとっても、200円そこそこで時短の1品が完成する手軽さは本当に助かる。サイトを見ると、ただスープとしてだけでなく、いくつものアレンジレシピが紹介されていた。ほかに、海老入りワンタンもあるらしい(こちらは見た記憶がなかったけれど)。 長年、無意識にスルーしてしまっていた「肉ワンタン」。こんなに手軽で立派な1品が食卓に並ぶのなら、またふと見かけたときに買い物かごに入れてしまうかもしれない。
総評
リピートの可能性(総評):★★☆☆☆
味:★★★☆☆
ボリューム:★★★☆☆
手軽さ:★★★★★

コジカism
夫と中学生の娘との3人家族。 フリーランスで自宅を仕事場にしながら、 娘のお弁当づくりと、近くに暮らす高齢の母のケアをワンオペでこなす日々。 「旬のものをバランスよく食べさせたい」という理想と、 「外食も好きで手抜きもしたい」という本音の間で格闘しつつ献立を模索している。 和食、特に魚が好きな娘に合わせ、 焼き魚と具だくさん味噌汁との組み合わせが食卓に登場する頻度が高い。 自分のためだけの食事づくりは徹底的に手を抜く。
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田村十七男
訳あって十数年前に一人暮らしを選んだ際、「ちゃんと暮らす」という目標を掲げた60代前半のフリーランスライター。目標に関して言えば、それまで人任せだった料理に取り組める自分の意外性を知り、我が人生の大発見と自負しております。誰にも気兼ねしない自由と、親譲りの貧乏性がせめぎ合うスーパーマーケットで、今日もお買い物!

コジカism
夫と中学生の娘との3人家族。 フリーランスで自宅を仕事場にしながら、 娘のお弁当づくりと、近くに暮らす高齢の母のケアをワンオペでこなす日々。 「旬のものをバランスよく食べさせたい」という理想と、 「外食も好きで手抜きもしたい」という本音の間で格闘しつつ献立を模索している。 和食、特に魚が好きな娘に合わせ、 焼き魚と具だくさん味噌汁との組み合わせが食卓に登場する頻度が高い。 自分のためだけの食事づくりは徹底的に手を抜く。
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