ホーム食べてみた! ~N1の食レポ~オムライス弁当への挑戦、第2弾。 今度こそ、お弁当メニューの定番入りなるか!?

食べてみた! ~N1の食レポ~
オムライス弁当への挑戦、第2弾。 今度こそ、お弁当メニューの定番入りなるか!?

想像どおりのオムライスとの出会い

わが家の娘は、オムライス好きだ。とはいえ、家で作ったことはほとんどないので、「母の味が好き」というわけではない。ファミレスのメニューにあったら選びがち、というタイプの「好き」だ。お友だちのお弁当にオムライスが入っているのを羨ましそうにしているのも知っている。だが、中のごはんを作り、絶妙な火加減でふんわりとした卵でくるむ工程を、お弁当のために寝起きでこなすのは、正直言ってハードルが高い。だから、スーパーの冷凍コーナーで「これなら」というものを見つけたら、買ってみようと思っていた。
以前、ニチレイの『とろ~り卵のハンバーグオムライス』を試した際は、ある「誤算」に直面した。オムライスといえば卵にくるまれた姿を想像していたのだが、実際はライスの上に卵とソースがセパレートで重ねられ、その上にハンバーグが載っているタイプだったのだ。それをお皿からお弁当箱へ、見た目を崩さず移し替える作業がどれほど大変だったか。まあ、パッケージにはちゃんと写真も載っていたし、すべては自分の思い込みが招いた結果だったわけだが。
だからこそ、今回ニッスイの『たまごがふんわりオムライス』を発見したときには、入念にパッケージを確認した。こちらは正真正銘、チキンライスを薄焼き卵できれいに包み込んだ王道のスタイル。パッケージの上からサイズ感を想像し、「これならお弁当箱にすっぽり収まりそう」と期待しながらレジへと向かった。
調理と呼べない手軽さと、環境配慮への好感度

さっそく翌朝、寝起き姿で冷凍庫からパッケージを取り出す。この商品は、袋を未開封のまま約4分レンチンすれば完成だ。火傷に気をつけつつ袋から中身を取り出すと、黄色いそれは「紙トレー」に載っていた。お皿に移さずそのまま食べられるよう設計されている。洗い物を増やさない点でも、捨てやすい紙素材を採用している点でも、個人的にはポイントが高い。外袋のインキの一部に植物由来原料を使用しているとのことで、企業としての誠実な配慮も感じ、選んだことへの満足感も高まった。
すっぽり入るも、「高さ」問題が発生

加熱後、紙トレーから滑り込ませるようにお弁当箱へ。想像どおり、縦横の幅は驚くほどシンデレラフィットし、前回の苦労が嘘のようにスルリと収まった。だが、ここで新たな問題が生じた。「天地」が、だいぶ余っている。オムライスの高さをまったく気にしていなかったという、うかつ。

このままでは、まわりにプチトマトなどを入れたとて、リュックの中でオムライスが激しく上下運動を繰り返すのは目に見えている。私はしゃもじを手に取り、オムライスをグイッと半分まで寄せた。結果、当然ながら残りの半分を埋める必要が出てくる。つまり、このオムライス単体でお弁当を済ませるわけにはいかなくなったのだ。
自分のうかつさに腹立たしさを覚えながら冷蔵庫を開け、空いたスペースに、作り置きのピーマンの肉詰め、オクラのナムル、アスパラの炒め物を隙間なく配置。最後にプチトマトとケチャップで彩りを添えた。それでもまだ完全に隙間が埋まったわけではなかったので、娘には「くれぐれも走ったり乱暴に扱ったりして、中身をシェイクしないように」と厳重に言い含めて送り出した。
ところで、なぜくまモン???

娘を送り出し、袋を捨てようとしたそのとき、ふと気になることが。実は、スーパーで見つけたときからパッケージに「くまモン」が配されていることには気づいていたのだが、お弁当用のオムライスを見つけた喜びが勝り、まったく気に留めていなかった。しかし改めて眺めると、「はて、なぜオムライスにくまモン?」という疑問が湧いてきた。
よく見ると、くまモンが「熊本県内でつくっているんだモン」としゃべっている。裏面を確認すると、製造元は熊本市にある「日豊食品工業」。ニッスイグループの工場らしい。「あれ、日本水産なのに、オムライスなの?」。原材料名を見ても、お魚関係の要素は見当たらない。なるほど、ニッスイだからといって水産加工品ばかり製造しているわけではないのだと、多角的に食卓を支えてくれている事実を再認識した。
帰宅した娘に感想を聞くと、「美味しかった! また食べたい!」とのこと。お弁当の崩れもなかったようで、私の「天地対策」も報われたようだ。今回の隙間問題のせいで、結果的に「これ単体で済ませる」という手抜きは叶わなかったものの、野菜を入れることで栄養バランスはよくなった。何より、娘の「美味しい」と「いわゆるオムライス」の両立に、何かに勝ったような気すらしてきた。
また見かけたら買っておこう。冷凍庫にこの「黄色いストック」が常にあれば、寝坊した朝も心に余裕を持てるかもしれない。
総評
リピートの可能性(総評):★★★★☆
味:★★★★☆
ボリューム:★★☆☆☆
手軽さ:★★★★★

コジカism
夫と中学生の娘との3人家族。 フリーランスで自宅を仕事場にしながら、 娘のお弁当づくりと、近くに暮らす高齢の母のケアをワンオペでこなす日々。 「旬のものをバランスよく食べさせたい」という理想と、 「外食も好きで手抜きもしたい」という本音の間で格闘しつつ献立を模索している。 和食、特に魚が好きな娘に合わせ、 焼き魚と具だくさん味噌汁との組み合わせが食卓に登場する頻度が高い。 自分のためだけの食事づくりは徹底的に手を抜く。
使い方に関するお問合せはこちらからお願いいたします
お問合せN1レポーターのご紹介

田村十七男
訳あって十数年前に一人暮らしを選んだ際、「ちゃんと暮らす」という目標を掲げた60代前半のフリーランスライター。目標に関して言えば、それまで人任せだった料理に取り組める自分の意外性を知り、我が人生の大発見と自負しております。誰にも気兼ねしない自由と、親譲りの貧乏性がせめぎ合うスーパーマーケットで、今日もお買い物!

コジカism
夫と中学生の娘との3人家族。 フリーランスで自宅を仕事場にしながら、 娘のお弁当づくりと、近くに暮らす高齢の母のケアをワンオペでこなす日々。 「旬のものをバランスよく食べさせたい」という理想と、 「外食も好きで手抜きもしたい」という本音の間で格闘しつつ献立を模索している。 和食、特に魚が好きな娘に合わせ、 焼き魚と具だくさん味噌汁との組み合わせが食卓に登場する頻度が高い。 自分のためだけの食事づくりは徹底的に手を抜く。
おすすめ記事

冷凍食品コーナーを巡る旅 その4 うどんワンプレートとの出会いと、冷凍食品でうどんを選ぶ理由
誰も覚えていないでしょうが、第1回はカレーうどんだった冷凍食品コーナーを巡る旅。この記事を書くために始めた試みではあるけれど、ささやかだから続くのか、どのスーパーマーケットに行っても必ず冷凍食品コーナーをのぞくようになりました。規模や品揃えはそれぞれながら、力を入れている店はインディーズっぽい商品があったりして、なかなか楽しいです。そんなわけで第4回目の旅で出会ったのは、『うどん和膳 彩り野菜かき揚げとちくわ天』 カレーうどんの回でも触れましたが、特にうどんが好きなわけではありません。なのにまたしても冷凍食品のうどんを選んだのは、パッケージの写真が美味しそうに見えたから。この商品のとなりには、同じテーブルマークの『うどん和膳 おろし豚しゃぶと揚げ茄子』がありました。そっちを選ばなかったのは、かき揚げが好きだから。その時点でパッケージ写真に写っていた卵焼きやちくわ天は見落としていたのですが、ここで何が言いたいかというと、記事化が最終目的であれ、あくまで一消費者としての衝動に駆られた商品を選ぶことがこの旅の条件であることです。ネタのおもしろさ優先で口にしたくないものを選ぶと、古臭いユーチューバーみたいになりそうだし。などと正当性をかざしながら実食へと展開していきますが、今回もまた決して捨て置けない冷凍食品世界の進化と驚異に触れることになります。

田村十七男
加工食品Newおいしさの背景まで楽しみたい?――プロセス公開型の飲食体験が広がる理由
最近、焙煎所やブルワリーを併設したカフェ、酒屋の一角で飲める現代風の角打ちなど、つくる・選ぶ・味わうが一体化した飲食空間が広がっているように感じます。たとえば、2026年3月に天王洲アイルにオープンした「BREWS」は、クラフトビールのブルワリーとコーヒー豆の焙煎所、直売カフェを組み合わせた複合施設です。食べログマガジンでは、作り手とゲストが直接つながる「クラフトの聖地」として紹介されています。こうした動きは、単に“おいしいものを飲む”だけでなく、おいしさが生まれる過程まで含めて楽しみたいという欲求の表れなのかもしれません。
Newゲストに会いに行く 2026夏 Day16 @スペイン サンティアゴ巡礼
View this post on Instagram
New