ホーム食べてみた! ~N1の食レポ~セブンプレミアムで見つけた「2個入り」の幸せと、 予想外のカチカチな“待ち時間”。

食べてみた! ~N1の食レポ~
セブンプレミアムで見つけた「2個入り」の幸せと、 予想外のカチカチな“待ち時間”。
中2女子の「だらだら」と、母の小言
春休み。わが家の中2女子は、驚くほど起きてこない。 ようやく起きてきたかと思えば開口一番「お腹空いた」。こちらは仕事の手を休めて食事の支度をするというのに、当の本人はずっとだらだらしながら動画を見て過ごしている。そんな姿が視界に入ると、つい「片付けなさい」「課題はやったの?」と小言が出てしまう。
お互いに精神衛生上よくないなぁと感じていたある日、娘が突然、「ブリュレアイスが食べたいからお金ちょうだい」と言ってきた。家でだらだらされるよりは、外の空気を吸いに買い物へ行ってくれるほうがありがたい。私は「じゃあ、ついでにスーパーで買い物もしてきてよ」と牛乳と卵の分のお金を渡し、セブン-イレブンにしか売っていないというオハヨー乳業の『BRULEE(ブリュレ)』を買いに出かける娘を見送った。
「2個入り」という、嬉しい誤算
娘が出ていってほどなく、私のケータイが鳴った。「ママー、オハヨーのブリュレ売ってなかった。でもセブンプレミアムで2個入りのやつがあったんだけど、そっち買っていい?」 。
聞けば、オハヨーの1個分とセブンプレミアムの2個入りはほぼ同じ価格だという。迷わず2個入りを買ってくればいいものを、わざわざ電話で確認してくるあたり、反抗期と言いつつもまだ可愛いところがあるではないか。「もちろんいいよ」と二つ返事で帰宅を待つことにした。
普段、私はそれほどスイーツを食さない。だが、外食でイタリアンやフレンチをいただいた後は別だ。ティラミスやチーズケーキ、そしてメニューにあれば必ずと言っていいほど「クレームブリュレ」を注文する。実は、私もクレームブリュレが好きなのだ。
スプーンが跳ね返される硬い衝撃
帰宅した娘がいそいそとスプーンを2本用意し、母娘並んでテーブルに着席。セブンプレミアム『卵のコクと焦がしカラメル クレームブリュレ』を、それぞれ前に置く。二人そろってウキウキしながら手を合わせて、「いただきまーす!」。
勢いよくスプーンを入れようとした瞬間、「カタッ!!!」。 お互いに顔を見合わせ、「なにこれ、カッチカチ」と思わず爆笑。スプーンが全く入っていかない。どういうこと? とパッケージの裏面を見ると、そこには「召し上がり方:袋から取り出して室温で自然解凍してください」との一文が。室温約25度で、5分〜10分待たねばならなかったらしい。
すでに口の中は「すぐ食べたい」モードになっている。私は体温の熱伝導でアイスを溶かすアルミ製のスプーンを持ち出し、もう一度ブリュレにスプーンを入れようとしてみた。が、なかなかのハードタイプで、ハーゲンダッツのようにはいかない。結局、大人しく待つことにした。
ごちそうさまでした!
娘の話を聞きながら待つこと数分。「ちょっと時間を置き過ぎたかな?」と思いつつ、柔らかくなったブリュレを一口。表面のキャラメルがとろっとして、中の濃厚なクリームと絶妙に絡み合う。本来のクレームブリュレをイメージするなら、キャラメルがまだ凍っているくらいのタイミングで、もう少し早めにいただくのが正解だったかもしれない。しかし、「コンビニスイーツ」という言葉が定着して久しいが、この価格でこのクオリティの高さはさすがだと再認識したひとときだった。
会社員時代は毎日立ち寄っていたコンビニも、自宅を職場にしてからはすっかり遠い場所になってしまった。おかげで新商品の情報源はもっぱら娘からだが、たまには2人で新たなスイーツをそろって探しに行くのも悪くない。
ところで、本来のお目当てだったオハヨー乳業の『BRULEE(ブリュレ)』だが、AIに聞いてみると「その美味しさと人気から慢性的な品薄状態が続いており、見つけたら即購入がおすすめ」とのこと。娘曰く「どっちも美味しい!」とのことだが、手に入りにくいとなれば一度は食してみたいと思うのが心情。今度はぜひ「オハヨー」の方も食してみたい。もし運よく店頭でこれら2つを見かけた方がいれば、ぜひ味比較を楽しんでみてはいかがだろうか。
総評
リピートの可能性(総評):★★★☆☆
味:★★★★☆
ボリューム:★★☆☆☆
手軽さ:★★★★★

コジカism
夫と中学生の娘との3人家族。 フリーランスで自宅を仕事場にしながら、 娘のお弁当づくりと、近くに暮らす高齢の母のケアをワンオペでこなす日々。 「旬のものをバランスよく食べさせたい」という理想と、 「外食も好きで手抜きもしたい」という本音の間で格闘しつつ献立を模索している。 和食、特に魚が好きな娘に合わせ、 焼き魚と具だくさん味噌汁との組み合わせが食卓に登場する頻度が高い。 自分のためだけの食事づくりは徹底的に手を抜く。
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田村十七男
訳あって十数年前に一人暮らしを選んだ際、「ちゃんと暮らす」という目標を掲げた60代前半のフリーランスライター。目標に関して言えば、それまで人任せだった料理に取り組める自分の意外性を知り、我が人生の大発見と自負しております。誰にも気兼ねしない自由と、親譲りの貧乏性がせめぎ合うスーパーマーケットで、今日もお買い物!

コジカism
夫と中学生の娘との3人家族。 フリーランスで自宅を仕事場にしながら、 娘のお弁当づくりと、近くに暮らす高齢の母のケアをワンオペでこなす日々。 「旬のものをバランスよく食べさせたい」という理想と、 「外食も好きで手抜きもしたい」という本音の間で格闘しつつ献立を模索している。 和食、特に魚が好きな娘に合わせ、 焼き魚と具だくさん味噌汁との組み合わせが食卓に登場する頻度が高い。 自分のためだけの食事づくりは徹底的に手を抜く。
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