ホーム今後発売される注目の新商品“代わり”の感じがしない。植物性素材の新商品が気になった理由

今後発売される注目の新商品
“代わり”の感じがしない。植物性素材の新商品が気になった理由

今週の新商品リリースでは、植物性素材を使ったものや、いつもの原料に頼らない商品が目に留まりました。今回気になったのは、ジュース、プリン、スナックというバラバラな3品です。並べてみると方向は違うのに、どれも「体によさそう」だけでは終わらず、ちゃんと味が気になるところまで来ているのが面白いなと思いました。
カゴメ Beyond オレンジを使っていないオレンジ味の100%ジュース

まず、名前を見た瞬間に引っかかるのがこの商品です。オレンジを使っていないのにオレンジ味、と聞くと、どういうことだろうと一度立ち止まってしまいます。そうやって興味を引く時点で、すでにこの商品の強さが出ている気がしました。
世界的なオレンジ果汁不足という背景を受けた商品ではありますが、それを“事情”として見せるだけではなく、「それでもオレンジ味ってどんな感じなんだろう」と思わせるところまで持っていっているのが印象的です。困りごとから生まれた商品というより、新しい飲みものとしてちゃんと気になる。その見せ方がうまいなと思いました。
出典:カゴメ株式会社「Beyond オレンジを使っていないオレンジ味の100%ジュース」ニュースリリース(2026年3月3日発表/PR TIMES)
トーラク NATUEATS 豆乳クリーム仕立てのアサイープリン
豆乳クリーム仕立てのアサイープリン、という名前からして、なんだか少し気分の上がるおやつです。植物性素材を使った商品というと、どうしても“やさしさ”や“ヘルシーさ”に寄りがちですが、このプリンはそれだけではなく、まずおいしそうに見えるのがいいところだと思いました。
豆乳クリームの軽やかさに、アサイーの華やかさが重なることで、我慢して選ぶ感じがあまりありません。体にやさしいから選ぶ、ではなく、普通に食べてみたいから気になる。そんなふうに植物性素材が入ってきているのが、今っぽいなと感じます。
出典:トーラク株式会社「NATUEATS 豆乳クリーム仕立てのアサイープリン」ニュースリリース(2026年3月5日発表/PR TIMES)
Mizkan Holdings ZENBパスタスナック ブラックペッパー味
今回の3商品の中で、いちばん“食べたときの感じ”が想像しやすかったのが、このZENBパスタスナックです。黄えんどう豆100%の豆パスタを使ったスナックで、しかもブラックペッパー味。ピリッとした辛みや、しっかりした堅あげ食感まで見えてきて、かなり味の気になる1品でした。
ヘルシーさの話ももちろんありますが、それ以上に「ブラックペッパー味の堅あげスナック」として、ちゃんとおいしそうに思えるのが大きいです。植物性素材やグルテンフリーといった要素が、説明のためではなく、ちゃんと食べたくなる形におさまっている。そのバランスが、この商品の面白さだと思います。
おわりに
今回の3商品を見ていると、植物性素材や、いつもの原料に頼らない発想は、もう“特別だから目立つ”ものではなくなってきているのかもしれません。大事なのは、その素材を使っていることよりも、その先にどんな味が待っていそうか、どんな気分で手に取りたくなるか。そういうところまで含めて、新しさが作られているように見えました。今週は、そのことがよく伝わる3品だった気がします。
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