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食べてみた! ~N1の食レポ~

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ワインの時間を穏やかに過ごせてしまう『サンダー』たち

菓子類
田村十七男
田村十七男

名前は知っていたけれど食べたことがなかった『ブラックサンダー』

寝しなのビールが欠かせないのは、あれこれ思い悩むことがあっても、ひとまず1日を終えようとする自分に供えるお神酒になるから――。

これは、350mlのレギュラー缶1本を飲み干すのにちょうどいいつまみとして挙げた、『かっぱえびせん』編の冒頭そのまま。しかし晩酌ルーティンがビール1缶で済むはずがなく、今回はその後に飲む白ワインに合わせたつまみの回となります。両方を一度にまとめてもよかったのですが、それぞれ話が広がりそうだったので回を分けました。

けれど白ワインと言ったって、毎晩自宅で飲むのは超リーズナブル。ワイン通に話せば煙たがられそうなので、価格も銘柄も内緒にします。つまみにしても、チーズや生ハムなどのオシャレ方向ではありません。これがまたしても、「オレって?」と呆れる菓子方面なのです。

この半年ほどハマっているのが、『ブラックサンダーミニバー』。我が味覚は奇妙で、甘いもので飲めるのです。ただし大量ではなく、まさにつまみ程度。なおかつチョコの類はほぼ口にしないのに、なぜチョコ菓子の『ブラックサンダーミニバー』かというと、クッキーとビスケットをチョコレートでコーティングしたザクザク食感に好感を抱いたから。しかも『かっぱえびせん』同様、様々なフレーバーが発売されているのもおもしろかったのです。

名前は知っていたけれど食べたことがなかった『ブラックサンダー』の『ミニバー』。僕が出会った順に紹介していきます。

  • 『ミニバー』は、個包装された小型の『ブラックサンダー』入ったファミリーパック。

雷神キュンの『いちごのサンダーミニバー』

『ブラックサンダー』シリーズとの始まりは、北海道ミルク入りというホワイトチョコレートの『ミルクのサンダーミニバー』。黒いチョコ感に気圧されなかったのがよかったのでしょう。期せずと言えば失礼ながら、白チョコの程よい甘みがわりと白ワインに合いました。

その『ミルク』がなぜか店頭から消えた後に現れたのが、『いちごのサンダーミニバー』。菓子方面ではいちご人気が高いらしいですね。けれど僕はそれほどいちごが好きではなく、ピンクの包装を手に取るのも気恥ずかしかったけれど、『ミルク』に好感を持った流れでレジまで運びました。

その甘酸っぱさが思いの外よかった! 『ミルク』に引き続きチョコ感が低く、「オレがいちご食べながら飲んでる」という様を自虐的に楽しめるところも楽しかったです。

ちなみに「雷神キュン」は、『いちご』のキャッチフレーズらしく、他のシリーズにもそれぞれ具わっています。

Wナッツ雷神の『ブラックサンダー アーモンド&ヘーゼルナッツ』

『いちご』と並んで棚に並ぶようになったのが、文字通り2種のナッツを封じ込めた『アーモンド&ヘーゼルナッツ』。おそらく、本家『ブラックサンダー』の正常進化版なのでしょう。本家は最初から棚に置かれていたものの、さほどチョコが得意ではないから手を出さなかったのですが、『ミルク』『いちご』からの信頼感に背中を押される形でレジ到達を果たしました。

ワインの時間には、定番つまみのナッツ類も用意します。一方で『ブラックサンダー』シリーズは、酒を進めるためではなく、口さみしさを紛らわすためのものです。だから個包装を2個も食べれば十分。ですが『アーモンド&ヘーゼルナッツ』は、定番つまみの要素を含んでいるため、是非はさておきシリーズ中もっともつまんでしまいます。

グラノー雷神の『グラノーラサンダーミニバー』

いつもと違うスーパーマーケットで、「これは新しいヤツ?」とすかさず手に取ったのが『グラノーラサンダーミニバー』。調べたら、2026年3月発売の新製品でした。僕には縁遠かったシリアル食品系を『ブラックサンダー』が近づけてくれるなんて、まるで想像していませんでした。

例によってザクザク食感を謳うものの、オーツ麦が使われているせいか、他にくらべて繊維質が強く感じられ、ちょっとホクホクした噛み応えが残ります。いちごチップとレーズンの小さな酸味も利いていて、もしかするとシリーズでいちばん好きな『サンダー』になるかもしれません。

  • 左上から時計回りで『いちご』『アーモンド&ヘーゼルナッツ』『グラノーラ』。小さな菓子ながら食感の複雑さが楽しめます。白ワインに合うかどうかは個人の主観ですが。

菓子が酒のつまみでいいのかという疑問は残るものの

そんなわけで、出会いは偶然または気まぐれだったものの、付き合うほどにいろんな面が見えてきて深みにハマっているのが、僕にとっての『ブラックサンダーミニバー』シリーズです。先述の通り、たくさんは口にしません。でも、それが寝しなに欠けているといささかがっかりする存在になりました。

実は有名な菓子なんですよね。90年代半ばに発売されるも、メーカーが駄菓子屋系列の販路しか持っていなかったため売り上げ不振に陥った後、体操の内村航平さんが好物と話したことで一躍大ヒットしたとか、ユニークなヒストリーも持っているそうです。

ホームページを見たら、個包装の『ミニバー』以外にもたくさんの商品とフレーバーがそろっていました。北海道、京都、大阪、沖縄、豊橋などの『地域限定サンダー』もあって、つくり手が製品づくりをおもしろがっている気配が感じ取れます。

いいものに合えたなあと思います。けれど菓子が酒のつまみでいいのかという疑問は残るものの、ワインの時間を穏やかに過ごせてしまうなら、何も考えなくていいですよね。

田村十七男

訳あって十数年前に一人暮らしを選んだ際、「ちゃんと暮らす」という目標を掲げた60代前半のフリーランスライター。目標に関して言えば、それまで人任せだった料理に取り組める自分の意外性を知り、我が人生の大発見と自負しております。誰にも気兼ねしない自由と、親譲りの貧乏性がせめぎ合うスーパーマーケットで、今日もお買い物!

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  • 田村十七男

    訳あって十数年前に一人暮らしを選んだ際、「ちゃんと暮らす」という目標を掲げた60代前半のフリーランスライター。目標に関して言えば、それまで人任せだった料理に取り組める自分の意外性を知り、我が人生の大発見と自負しております。誰にも気兼ねしない自由と、親譲りの貧乏性がせめぎ合うスーパーマーケットで、今日もお買い物!

  • コジカism

    夫と中学生の娘との3人家族。 フリーランスで自宅を仕事場にしながら、 娘のお弁当づくりと、近くに暮らす高齢の母のケアをワンオペでこなす日々。 「旬のものをバランスよく食べさせたい」という理想と、 「外食も好きで手抜きもしたい」という本音の間で格闘しつつ献立を模索している。 和食、特に魚が好きな娘に合わせ、 焼き魚と具だくさん味噌汁との組み合わせが食卓に登場する頻度が高い。 自分のためだけの食事づくりは徹底的に手を抜く。

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