
フィルタを読み解く
飲む酷暑対策「アイススラリー」。選ばれ始めたのは、もう一歩先の備えかもしれない。
夏の暑さは、もはや「暑い日がある」というより、暑いことを前提に動くものになりつつあります。
スーパーの売場でも、水分補給や塩分補給だけでなく、もう少し踏み込んだ暑さ対策を感じさせる商品が目に入りやすくなってきました。
そのひとつが、「アイススラリー」です。冷たい飲み物というより、酷暑の中で身体を動かす前後に取り入れる、少し特別な備えとして見られ始めているのかもしれません。
KSPレンズのPOSデータで見ると、2025年12月〜2026年5月期の「アイススラリー」関連商品は、金額・数量ともに大きく伸びているようです。
中心となっているのはスポーツドリンク系の商品で、暑さ対策や水分補給に近い文脈で選ばれている様子がうかがえます。
一方で、新商品「忍者めし」も売上に貢献しており、これまでやや専門的に見られていたアイススラリーが、より身近なブランドを通じて知られるきっかけになっているようにも見えます。購入層では、30〜40代の構成比が高い点も特徴的です。
アイススラリーを手に取る人は、単に冷たいものが欲しいだけではないのかもしれません。屋外作業、運動、レジャー、子どもの部活や家族の外出。そうした場面では、「暑いけれど動かなければならない」「安全に過ごしてほしい」という気持ちが生まれやすくなります。
いつもの熱中症対策だけでは少し不安なときに、もう一歩踏み込んだ選択肢として選ばれる。本人にとっては“動く夏の切り札”、家族にとっては“酷暑の新常備”。そんな位置づけで、アイススラリーが少しずつ受け止められ始めているのではないでしょうか。
暑さ対策商品とひとくちに言っても、そこにはさまざまな選ばれ方があります。水分を補うもの、塩分を補うもの、持ち歩きやすいもの、そして酷暑を前提に、より専門的な備えとして選ばれるもの。
「アイススラリー」という切り口で見ると、生活者が暑さにどう向き合い始めているのかが、少し違って見えてくるかもしれません。
代表商品>
・ユーハ味覚糖 忍者めしアイススラリーすっきり柑橘味 176g
・大塚製薬 ポカリスエット アイススラリー 100g
・イオントップバリュ ベストプライス 凍らせて飲む アイススラリー レモン風味 100g
「KSPレンズ」には、こうした視点で商品群を見られるフィルタがあります。注目フィルタ「飲む酷暑対策『アイススラリー』」を通じて、猛暑・酷暑対策時の生活者の動きをのぞいてみてください。
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