
フィルタを読み解く
甘味×健康。健康志向は、甘味の選び方をどう変える?― 拡がる「豆腐売場×甘味」(「KSPレンズ」トレンドフィルタ)

甘いものは楽しみたい。でも、健康も気になる。そんな一見相反する気持ちに応えるように、豆腐売場で“甘味”の選択肢が広がっています。
KSP-POSで2026年3~8月を見ると、「豆腐売場×甘味」の金額は前年比114.0%、数量は111.7%。商品数も前年の65商品から76商品へ増加しました。さらに8月単月では、金額118.5%、数量113.4%と、半年を上回る伸びを見せています。
代表商品>

紀文食品 豆乳デザートとうふ プリン味 120g
さとの雪食品 とうふスティック ガトーショコラ
ここで気になるのは、単に「豆腐を甘くした商品」が増えているわけではないことです。和の甘味を思わせるもの、デザートとして楽しむもの、片手で食べられるものなど、味だけでなく形状もさまざま。季節感のある味も加わり、食後や家での間食から、仕事や家事の合間の小腹満たしまで、食べるシーンが広がっています。
背景には、「甘味を我慢する」のではなく、「どうせ食べるなら少しでも健康を意識したものを選びたい」という気持ちがあるのかもしれません。豆腐や豆乳を使っていること、そして豆腐売場に並んでいること自体が、「これなら選んでもいい」と思える理由になっている可能性があります。
さらに、バーやスティックのような形状は、甘味を“デザート”だけでなく、手軽な間食として選ぶきっかけにもなりそうです。日頃からたんぱく質や栄養を意識する人にとっても、甘味と小腹満たしを両立する選択肢として映っているのではないでしょうか。
健康志向は、甘いものを遠ざけるだけではなく、甘味の選び方や食べるシーンそのものを変えている。
「拡がる『豆腐売場×甘味』」は、そんな生活者の変化を、売場を越えて考えるきっかけにもなりそうです。
「KSPレンズ」のトレンドフィルタから、“甘味×健康”の新しい選ばれ方を読み解いてみてください。
無料トライアル、資料請求などのお問合せはこちらからお願いいたします
お問合せおすすめ記事
プリンをドリンクに、ミルクティーをプリンに。隣のカテゴリーをヒントにした新商品
今回の新商品リリースでは、ほかのカテゴリーからヒントを得た新商品が目に留まりました。それぞれ、プリンを飲み物に、カフェのミルクティーをプリンに、飲料のレモネードをのど飴にしています。元の味を知っているぶん、はじめて見る商品でも味の想像がふくらみます。
New
甘味×健康。健康志向は、甘味の選び方をどう変える? ― 拡がる「豆腐売場×甘味」 (トレンドフィルタ)
2026年3〜8月、「豆腐売場×甘味」商品の金額は前年比114.0%、数量は111.7%と、ともに2桁伸長した。特徴的なのは、商品の選択肢そのものが増えていることだ。商品数は前年の65商品から76商品へ増加。一方、金額/商品は97.5%とほぼ前年並みで、一部の商品だけではなく、品揃えの広がりが実績を押し上げている様子がうかがえる。8月単月でも金額118.5%、数量113.4%と好調。商品数は45商品から53商品へ増えながら、金額/商品は100.6%と前年並みを維持した。上位には、新しく登場した商品と以前からある商品が混在。和の甘味を思わせるものから、デザート、片手で食べやすい形状まで幅広い。季節感のある味もあり、時期によって顔ぶれを変えながら、豆腐売場で選べる甘味が広がっているようだ。
トレンドフィルタNew生パスタなのに200円!? 期待高まるナンバー1の食感。
娘の夏休みがようやく終わり、毎日のお昼ご飯づくりから解放された初日の出来事。同時にお弁当づくりが始まった初日でもあるのだが、この日、朝一番の用事を終えて帰宅する途中、いつものスーパーへ立ち寄った。これでまた自分のランチは適当に済ませられる、と少しホッとした気持ちで買い物を進める。そういえば、ストックが切れていた冷凍餃子を買っておきたいな、と向かった冷凍コーナーで、ずらりと並んだ冷凍生パスタが目に留まった。思えば、冷凍の“生パスタ”というのはこれまであまり食べたことがなかった気がする。パッケージには「おかげさまで冷凍生パスタ売上No.1ブランド」の文字。「冷凍調理生パスタ」という独立したジャンルのランキングが存在すること自体にちょっと驚きつつも、一気に「食べてみたい!」という期待が高まる。このあと家に帰っても、待っているのは一人の気楽なランチだ。わざわざ作るのも面倒だし、残り物で適当に済ませようかとも思っていたが、税込200円ちょっとで生パスタが食べられるなら悪くない。そう思い立ち、どんな味があるのかと冷凍コーナーを覗き込む。

コジカism
加工食品New